ウクライナ国家警備隊 ブルーデジタル戦闘服
久々の更新です。
その間にも色々とウクライナ、グルジア物を収集はしていたのですが、単純にめんどくさかったのと、部屋が汚く写真を撮る場所がなかったのでサボってました。
さて、今回は2014年ユーロマイダン後に国家警備隊(あるいは国家親衛隊)に採用されたブルーデジタル迷彩服をご紹介します。
※迷彩の正式名がわからないので、今記事のブルーデジタル迷彩は仮称ですので、ご注意ください。
大きく分けてブルーデジタル戦闘服は初期に採用されたАстра Люкс社製と一般的に普及したOлтекс社製の2種類があります。
Астра Люкс社製は採用初期以外は急速に姿を消してしまい、ブルーデジタル迷彩服ではOлтекс社製が最も一般的なモデルになっています。
といってもOлтекс社製も2016年現在では、国家警備隊がオリーブ単色戦闘服に統一したため、最前線の兵士が稀に着ている程度と使用例は激減していますが…
Астра Люкс社製は、全体的に裁断が違うものの①ベルクロ加工がなされていない、②肩章式である点が最もわかりやすい特徴になります。
あいにくАстра Люкс社製は持ち合わせていないので、Астра Люкс社製について詳しく知りたい方はウクライナ軍装の先駆者であるくまのり氏の「Українаに魅せられて。」ご参照ください。
次に今回のテーマである、Oлтекс社製の戦闘服になります。
Oлтекс社製の特徴は、同社が軍等にMM14戦闘服を納入しているメーカーであるため、共通の裁断で作られている事にあります。
下の画像に比較用に官給品のMM14迷彩服になります。少々わかりにくいですが、まったく同じ裁断になっています。
今回の個体は左腕のベルクロが省略されていますが、両方にベルクロが加工されているタイプももちろんあります。
違う点としては生地の材質が異なってまして、MM14が硬くゴワゴワしているのに対してブルーデジタルはかなり滑らかな肌触りの生地になっています。
単純な着心地でいうと、後者が優れています。
という事で、裁断がほぼ共通なのであまり語ることがありませんが2014年時国家警備隊をするなら是非持っておきたい、そんな一着でした。
裁断についてはくまのり氏のMM14戦闘服、私のブログの同戦闘服の記事に詳しく書いてありますので、興味があればそちらをご参照ください。
最後に、グルジア軍の採用ヘルメットや、外套など色々と今年も面白いものを集めましたので、またちょくちょくと更新していきたいですね。
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