アフガニスタン国軍 PASGT型ヘルメットなお話
ボディアーマーと同じく、一定の傾向はあるものの多種多様なヘルメットが運用されているANAですが、今回はメモがてらPASGT型(俗に言うフリッツ型)ヘルメットについて記事に起こしていこうと思います。
この手の国軍にありがちでANAも同じPASGT型でもいくつか種類があります。
スチール型を含めれば、ソ連製Ssh68やルーマニア製M73などさらに膨大な量に。
ただ、基本的には前線にはケブラーヘルメットが支給され、スチールヘルメットは練兵時など危険度が低いシュチュエーションの場合に支給される場合が多いように感じます。
といってもちょくちょくスチールヘルメットを着用してる兵士(特にM73は多い)が混ざってたりしますが…
まぁヘルメットを着用しない例すら多いANAですから、そんなものなんでしょう。
さてマジョリティなヘルメットはこのアメリカ製サバイバルアーマー社のPASGTヘルメットだと思います。
特徴としてはやや丸い帯びたシェル、黒い3点チンストで分かれ目が三角系リング、ヘルメット正面中央にボルトがない点です。
特に三角系リングで別れるヘルメットはあまりメジャーではないので、判別点としてはいいのではないでしょうか?
同じく多数使用されているのが、本家PASGTヘルメットです。
現行のPASGT型ヘルメットの多くが3点~4点チンストゆえにチンストをヘルメットに固定するボルト配置が大きく本家と異なっています。
おそらくは主にANAに供給されてるモデルは余剰品ではなく、供給向けに製造されているタイプかと思われますので、LWHのようなOD色にシェルが塗装されている物が多いです。
といっても従来のカーキに近い塗装のモデルもバリバリ使っているようですが…
そういえば、ウクライナ国家親衛隊などに納入されてる個体もシェルのが色がODでしたね。
他にも英軍やカナダ軍など一緒に行動している国軍のヘルメットを着用している例も多々見受けられます。
ただ非常にイレギュラーな例なので、自然に考えれば正規にANAに納入されている物というよりは現地で借用していたり限定的な援助品だったりではないでしょうか。
少なくとも米軍と同行している部隊が英軍のMk6かぶってたり…とかいうのは見ない気がしいます。
他にもチンカップ付きのチンストのPASGTや複数のPASGT型ヘルメットを運用しているようですが、個人的にはこの2種類がANAでのマジョリティなヘルメットだと思っています。
ただ、さすがにミリフォトを見て傾向をつかむにも限界があるので、納入表とか手に入れば色々とハッキリ分かりそうなのですが…w
他にはヘルメットカバーですが、基本的には着用しないパターンが多いですね。
ヘルメットカバーを取り付ける場合はSpec4ce Afghan Forest Pattern Camoとウッドランド、ウッドランドの亜種みたいな物が一般的のようです。
前者は入手が難しいので、実際に再現する場合は後者が便利でしょうか。
個人的にはSpec4ceとウッドランドで合わせるのは新旧合体みたいで好きです。
※過去に撮った写真です。
ということでメモがてら書いてみました。
サバイバルアーマー社PASGTはそれなりに特徴のある見た目ですし、かなり使用例が多いので是非とも入手したいところですが…
ANAからの放出を期待するのはちょ~っと難しそうですよね。
国内で流通したこともあるっちゃああるみたいですが…
まぁこの手の国軍を集めるのはのんびり構えないといけないのですから、次に放出があった時に逃さないようにしたいですね。
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