ボスニア・ヘルツェゴビナTRZH社製ヘルメット

今回はボスニア・ヘルツェゴビナ連邦軍(VFBiH)から現在のボスニア・ヘルツェゴビナ軍(OSBiH)が使用しているPASGT型ヘルメットのご紹介。

数年前に入手したものですが、今住んでいる場所とは別の場所に保管しているので触れる機会がなかったりで自分自身もよく観察していませんでした。

という事で、お正月に実家に帰ったがてらに記事にしてみました。

さて作りは極めて一般的なPASGT型ヘルメットです。

特徴はM826やBKシリーズなどを思わせる流線型のシェルに、ライナーを止めるボルトとチンストを止めるボルトが独立しているために一般的なPASGT型ヘルメットと比べてボルト数が多いところでしょうか。

内装も特に際立って特徴があるというものではありません。

アメリカ製PASGT型とスタイル自体はほとんど同じですね。

ただ、背面調整具がベルクロとリングの併用だったり、頭頂部の調整具の自由度が極端に低く浅かぶりになったりと、かぶり心地は悪くはありませんが、自由度はあまり高いとは言えませんね。

ボスニア軍のヘルメットですので、当然タグもボスニア語で書かれています。

上から…

・坑弾レベル
・軍用規格
・シリーズ番号
・メーカー
・物品番号

となっています。

ボスニア軍での軍用規格やシリーズ番号が具体的にどういったことを示すのかは分からないので、もうちょっと掘り下げて調べたいところですが、さすがにニッチすぎて情報探すのが一苦労ですね。

色々わかったら追記していこうかと思います。

ヘルメットカバーは独特な4ピース裁断のボスニアウッドランド迷彩カバーが一般的です。

かなーり生地はペラペラで、とても薄いです。

裁断も特徴的ですが、ボスニアウッドランドの変わった色合いとヘルメットを一周する偽装ループが判別点としてはとてもわかりやすいですね。


このメットカバーは、ボスニアマーパットが普及した現在でもマジョリティでして、ボスニアマーパット迷彩のヘルメットカバーはあるものの、あまり更新は進んでいないようですね。

さて、非常に簡単にご紹介しました。

グルジア軍やアフガニスタン軍とは違い、多種多様なヘルメットを運用しているわけでなく、ボスニア軍はほとんどこのモデルに統一されているようです。

故にボスニア軍をやるなら是非持っておきたいアイテムですね。

ボスニアも将来的には集めてみたいと思っていますが、オリジナルの野戦服はまだしも官給ベストやクロアチアV1型ベストなど、ちょっとニッチなアイテムが多いので結構苦労はしそうですね。

ボディアーマー自体は前期型3C IBAや後期型コヨーテIBAなど、アメリカ製が多いのでそこら辺はクリアできそうではありますが…

”ぐるじあん”のグルジア趣味日記

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