グルジア軍 ボディアーマー "マルパッティIBA"

今回は新たなグルジア軍のボディアーマーについてです。

今回は、2007年頃から2010年頃にかけて主に使用されていて、かつ南オセチア紛争時のグルジア陸軍歩兵で最もスタンダードだったボディアーマーになります。

見たまんまInterceptor Body Armorになります。

ただ、見ての通り本家アメリカで製造されているモデルにはないウッドランドデジタル(マーパット)柄になっています。

※グルジアでは当然、マーパットではなく独自の迷彩名が与えられているのでしょうが、今の段階ではわからないのでこの記事ではマーパットのグルジア語読みであるマルパッティで今後通そうかと思います。

このアーマーは中国の南京カマン技術公司で開発され、グルジア、首都トビリシに位置するB&H SSBI社がグルジア軍へ納入しているアーマーです。

簡単に言えば中国のコピー品ですね。

B&H SSBI社は他にはイスラエルから内務省国境警備隊及び沿岸警備隊向けのベストなどを仲介していたりと当時のグルジア軍の装具には深く関わっていました。

どうやら現在は既になくなってしまったようですが…

さて、比較対象として以前入手した香港SWAT社製OTVレプを並べてみました。

軍納品ですから、生地の質感から色合いまでなにか何までグルジア軍IBAの方が優れていますが、パッと見で明らかに色が違いますね。

グルジア軍のモデルは茶色が結構強めといった印象です。

内張りはレプと同じく黒です。

グルジア軍のアーマーだとSTC DELTA製DH-MK2などが内張りが黒ですね。

同じくSSBI社が仲介していたCIRASも内張りが黒だったりします。

タグはメーカー、生産年度は2007年8月、グルジア軍独自企画と思われるコントラクトナンバーなどが記載されています。

いくつかの項目は未記入になっていますが、パッと見はアメリカの軍用品のタグに似ていますが、こちらのアイデンティティがあって良いですね。

最後に付属プレートですが、こちらもB&H SSBI社がグルジア軍に納入していたものになります。南京カマン技術公司は、たしかプレートの生産もしていたはずなので、同社製な気がしますね。

ちなみに現在はアメリカ製アーマーや国産アーマーが支給されているので、アメリカ製だったり、STC DELTA製のアーマーが納入されているのではないかと思います。

今回のアーマー以外にフルセットで持っているのが、そこそこ旧世代のアーマーになるコルセアMだったので、体感かなり軽く感じました。

IBA自体のバランスが結構いいのもあるかもしれませんが、これならそこそこの時間は着ていられそうです。

さて、南オセチア紛争時のグルジア軍装備のマストアイテムであるアーマーをなんとか入手することができました。

まだまだ足りないものはたくさんありますが、あと残った大物がヘルメットだけとなりました。

今後もこの調子で集めていきたいですね。

”ぐるじあん”のグルジア趣味日記

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